養護教諭研修会で講演をしました


こんにちは。愛媛の冨山です。
先日、愛媛の南予の養護教諭研修会において「のびる子どもの眠りについて考える」と題して
講演をさせていただきました。
会場の中学校は緑、自然あふれる素敵な中学校でした。7月の大雨では南予では甚大な被害が
出ており、自然の豊かさ、大きさ、素晴らしさとともに、怖さもあり、「自然」というものを
考えさせられました。
子どもの眠りを、人の眠る仕組みから、あと光、食事(特に朝食)、運動から考えていきました。
集まっていただいた先生方からは、先生たちが日ごろ心配しておられること、朝食の実態、子供
たちの生活の実態など様々なご質問をたくさんいただきました。
「部活動も一生懸命して、塾に通い、22時くらいに帰宅して、学校の、塾の宿題をしている子供
たち。6時には起床しないといけない生活の中でどうやって良い睡眠をしっかり確保していくのか?」
「菓子パンにジュースのような朝食の子供も多い」
など、子供自身の責任というより、社会的な仕組みの問題、食事については親の責任など、子供たち
の悪い睡眠環境については複雑な、根深い問題を含んでいると感じます。
先生方は来年度の研究大会、保健主事研修会において研究発表をされることとなり、睡眠教育について
研究実践をすすめておられるところです。
個別、具体的なご質問もあり、私自身も大変有意義に過ごさせていただきました。
地域社会へ私たち睡眠健康指導士がどのように関わらせていただいて、どのように睡眠教育を推進して
いくことができるかか問われていると痛切に感じました。

睡眠健康指導士上級 冨山 義之


カテゴリー: 睡眠健康指導士ブログ